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山形県西置賜郡小国町
クマに襲われ男性けが、足で蹴って撃退 小国・県内今季初

クマに襲われ男性けが、足で蹴って撃退 小国・県内今季初

2014年9月23日

 22日午後3時ごろ、小国町沼沢の山中でキノコ採りをしていた近くの無職宮阪優(まさる)さん(69)がクマに襲われ、右太ももをかまれるなどの軽いけがをした。県警によると、県内で人がクマに襲われけがをしたのは今季初めて。

 小国署と本人によると、宮阪さんは同日午前10時ごろから犬を連れてキノコ採りをしていた。犬がほえたため斜面から平場に上ったところ、茂みから体長1.8メートルほどのクマが現れ、爪をむき出しにして向かってきた。とっさに頭を木のつえでたたくとクマは突っ伏したが、前足で左足を払われて宮阪さんは転倒、左すねを引っかかれた。

 さらに右太ももを2度かまれたが、針金状のスパイク付きの地下足袋で腹を何度も蹴り上げると斜面を転げ落ちた。近くには木に登った約1.2メートルと約90センチの子グマが2頭いたことから親グマとみられる。

 20代から猟銃で獣を狩り、現在は町猟友会に所属する宮阪さんはキノコ採り中にクマに遭遇するのはこれが3度目という。同日夜、格闘を振り返り「無我夢中だったが、至近距離でクマに遭ったら絶対に逃げては駄目だと思った」と気丈に話した。

 現場は国道113号明沢トンネルから北に約3キロ。近くではキノコ採りで入山する町民が多く、町猟友会は同日、県に有害鳥獣駆除を申請。23日に現場付近の2カ所に捕獲用のおりを仕掛け駆除を試みるという。

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