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茨城県龍ケ崎市
路上で女児が殴られ意識不明 逮捕の男「面識ない」 茨城・龍ケ崎

2013年7月14日

 14日午後3時55分ごろ、茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町の路上で、10歳の女児が男に顔を殴られた。女児は素手で複数回殴られたほか、踏みつけられるなどして顔や頭を負傷。ドクターヘリで病院に搬送されたが、脳内出血などで意識不明の重体という。

 茨城県警竜ケ崎署は、傷害容疑で自称同県牛久市田宮の無職、野口裕美(ひろみ)容疑者(30)を逮捕した。「女の子を殴った。わいせつ目的だった」と供述しており、同署が詳しい経緯を調べている。女児とは「面識はない」と話しているという。

 同署によると、女児が殴られるのを目撃した通行人の男性会社員が、現場近くのカラオケ店の男性店員(23)に110番通報を頼み、自転車で逃げようとした野口容疑者を自転車で追跡。通報で駆けつけた警察官が、現場から約500メートル離れたボウリング場のトイレで取り押さえた。

 通報した後、女児のそばにいた店員は「顔が腫れて出血していた。声をかけても返事がなかった」と話した。

 女児は現場近くに住む小学5年生とみられ、母親は取材に「自宅で遊んでいて、外に出たようだ。どんな人にも話し掛ける明るい子。どうしてこんなことになってしまったのか」と語った。

 現場はJR佐貫駅から約2キロ離れた牛久沼沿い。