宮城県大崎市
車のトランクに会社社長の遺体 宮城、複数の刺し傷
2012年9月6日
５日午前11時10分ごろ、宮城県大崎市鳴子温泉尿前の林道で、通行人から「不審な車が止まっている」と通報があった。県警鳴子署員が車を調べたところ、トランクから男性の遺体を発見。男性は秋田県横手市十文字町木下上野、砕石会社社長、長谷川毅さん（45）と６日に判明した。
遺体の腹部に複数の刺し傷があり、宮城、秋田両県警は殺人・死体遺棄事件とみて捜査している。両県警によると、長谷川さんの自宅兼事務所の窓ガラスが割られ、手提げ金庫がなくなっていたという。
長谷川さんは１日夕から行方が分からなくなり、従業員が３日に警察に届け出ていた。遺体が見つかった車の使用者名義は、長谷川さんの会社だった。
また、遺体が見つかった車のドアやトランクは全て施錠され、凶器とみられる刃物は車内になく、目立った血痕もなかった。
車があった林道は、主にトンネル工事のための車両が通っており、行き止まりになっている。両県警は長谷川さんが別の場所で殺害された後、車で運ばれ人目につかない場所に遺棄されたとみている。宮城県警は６日、遺体を司法解剖して死因を調べる。
